蜜漬けの恋

***
みんなでいっぱい遊んで、昼ごはん

も食べた後ふと絢香が

「じゃあ、そろそろ別行動しますか」

と言ってニッコリと笑うから私達も

「そうだね」

なんて事になって今に至ります。

「優羽顔固まってるよ?どうしたの?」

奏が私をニヤニヤしながら覗き込む。

(絶対分かってる!)

瞬間奏と目が合った。

「っ!」

びっくりして目を逸らそうとしたが

奏の私を見る目が今まで見たことない

ような複雑な色をしているのに

気が付いた。

「どうしたの?」

「ん?何が?」

(絶対に誤魔化してる)

「奏?もしかして何かあった?」

私の言葉に奏が驚いたような顔を

した。

「何で?」

「…何かいつもより甘えてくるし、それに
今だって何かあるっていう
目をしてるから…」

「……」

奏の目が段々といつもの感じに戻って行く。

でも、何だかいつもよりもっと深い所の

奏を見ている感じだった。

「奏?」

「優羽、ここに手出して」

コンコンとプラスチックで出来た机を叩いた。

(何だろう)

そう思って手を机の上に置いた。