蜜漬けの恋

(どーしよ…)

「どうするの?」

振り向くと絢香が顔を上げて

こちらを見てきていた。

「どうしよう…行きたいけどいろいろ
不安が…」

すると絢香が見かねたように言った。

「私も行こうか?桐生君がいいなら」

思いがけない返事に驚きつつも

私は戸惑った。

「えっ?!でもさ絢香来たら奇数に
なる…」

「あー大丈夫!私も彼氏連れて行くし」

絢香がキラキラとした笑顔で言った。

「…え?」

「ん?」

「えっ?!」

「ん~?」

絢香ははぐらかすような笑顔で

返してくる。

「え?嘘いつから?」

「昨日から」

絢香は相変わらずの笑顔だ

「誰?どういう流れで」

「他校の人で、前にちょっとした
集まりがあってそれがきっかけで
話すようになって、今に至る。」

私はしばらくフリーズしてしまった。

「おーい優羽?」

絢香に呼ばれてやっと意識が返ってきた

「………おめでとう!良かったね~!」

そう言いながら私は絢香に抱きついた。

大好きな友人に彼氏が出来たのだ、

嬉しい決まってる。

絢香は私の突然の抱擁に驚きつつも

満面の笑顔で笑った。

「ありがと!で、どうする?」

「うん!聞いてみる!絢香の彼氏さん
だったら安心だし」

「何それ~まあ、でも害は無いから
大丈夫だよ」

絢香の突然の発言に吹き出しそうに

なった。