蜜漬けの恋

「よし、いけた。こっち向いて?」

そう言われ私は奏を見る

イヤリングを両耳に着けた私を

見て、奏は目を細めて嬉しそうに笑った。

「うん……。すっごく似合ってる
良かったー」

言いながらポンポンと私の頭を撫でた。

胸の中からジーンとした暖かくて

くすぐったいような幸せな感情が溢れ出てくる。

「ねぇ、優羽。このイヤリングは何が
あっても絶対に、絶対捨てたら駄目。
分かった?」

「そんなっ!捨てるわけない!こんな大切
なもの捨てれるわけない!」

「……フフッ、良かった。ねぇ、目、閉じて」

「え?…」

「え?じゃなくて、察して」

私はゆっくり目をつむる。

つむった瞬間唇に柔らかい感触が当たる。