蜜漬けの恋

びっくりしていると、奏はそのまま

近くのベンチに私を座らせて自分も

隣に座った。

(何?)

「ほんとは、帰り際に渡す予定だったん
だけど…」

そう言うと奏は改まった様子で鞄の中から

可愛らしいリボンで飾られた白い小箱を

取り出した。

「これ、プレゼント」

私は目を見開いた

「……開けていいの?」

聞くと奏はやんわり微笑んで頷いた。

私が恐る恐るリボンをほどいて蓋を開けると

中に入っていたのは可愛いイヤリングだった。

大小の金属製の花の真ん中にキラキラと

小さな宝石が埋め込まれたデザインだった。

心臓が止まった。

「優羽に、似合うかなーって買ってきた。
気に入ってくれた?」

私はコクコクと頷いた。

「良かった…そうだ、着けてあげるから耳、
かして」

言われて私は髪を耳にかけて奏に向けた。