蜜漬けの恋

***
「楽しかったー!ご飯も美味しかったし」 

すっかり夜になった、残すは期間限定の

パレードだけだ。

「優羽美味しそうにご飯食べるね、あっ
そうだ!今度俺にお弁当作ってよ
前から気になってたんだ」

奏が笑う、笑った顔が園内のぼわーっとした

明かりに灯されて輝いて見えた。

「うん!頑張って作るね、何かリクエスト
ある?」

「じゃあ……唐揚げ!」

「分かった!」

(頑張らないとっ!)

「……………」

(ん?)

気が付くと奏がジーっと私を見つめて

来ていた。

「何?」

「……優羽、ちょっとこっち来て」

奏が真剣な顔して言うから私は不思議に

思いながら近寄ると、突然腕を掴んで私を

引き寄せた。