蜜漬けの恋

教室に二人きりになった。

「桐生君、ありがとう」

そう言うと桐生君は穏やかに笑ってから

申し訳なさそうな顔を浮かべた。

「ごめんね、変に俺が絡むからだよね…」

「そんな事無い!桐生君は悪くないよ!
多分?…」

そう言うと桐生君はクスクス笑った。

「多分って…」

「あっ!ごめん」

「大丈夫、それにもう何も心配しなくて
いいよ?」

(それって…)

それはきっともう今までみたいに出来ない

って事なんだ。

「優羽ちゃん、俺と付き合ってくれませんか」

(えっ?どうゆう事?)

「えっ?桐生君本気なの?」

心臓が早鐘を打って苦しい。

「返事は?できたら今、ここで、聞きたい」

桐生君はジーッと私を見つめて来る。

カァっと顔が熱くなる。

「私なんかでいいの?」

「優羽ちゃんだからいいんだよ」

「っ!」

桐生君は即答した。

沢山迷ったのち私の出した答えは

「よろしくお願いします」

そう言うと桐生君は満面の笑顔で

「良かった~」

と言った。

初めての彼氏はクラスのイケメンでした。