蜜漬けの恋

***
「ただいまぁ~」

「お帰り」

母さんは俗に言うシングルマザーで昼は

スーパーでパートをして、夜はバーで働いている。

俺の事を女手1つで育ててくれているのには

まぁ、感謝はしていたけど悪い所があった。

「母さん、夕方頃澤村さん?とか言う人から
電話あったけど」

「澤村さぁ~ん?」

(酒臭っ、また飲んで帰ってきたか…)

「あー……あの人か」

「何?バーで知り合った人?」

「うん、最近と言うかここ1ヶ月前くらいから
結婚を前提にーとか言ってかなりめんどくさ
くて…」

「またですか…どうせちょっとお酒入ってる
時に意識させるような事言ったんじゃ
ないの?」

「覚えてないしー」

「はぁ…はい水」

「どうもー。ふぁ~ぁあ…眠い」