蜜漬けの恋

***
(どうしようどうしようどうしよう)

さっきからこればっかりだった。

(何でここにいるの…だって噂じゃ隣の市の
高校に行ったって…)

カラン、店のドアが開く音がしてぱっと

見ると成瀬君がいた。

「お待たせ、近くに公園があるからそこに
行こうか」

「え、いやその」

(出来れば一人で整理したい…)

「いいからっ」

そう言って微笑むから変に断れなくて

「じゃあ…」

と私は成瀬君の後ろを付いていくように

歩いた。