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｢さて、パフェも食べたし…そろそろ出よっか｣

｢うん！｣

｢そうだ…｣

そう呟くと成瀬君は私の方に少し体を傾けると

｢俺達、ちゃんと周りのカップルに馴染んでたね｣

なんてはにかむから私はまた、顔が段々と熱く

なってくるのが分かる。

｢そ、そうかな？！｣

｢うん、出来ればそのまま俺の……｣

とまで言いかけて止めた

｢ん？何？｣

言葉の続きを催促すると成瀬君は

｢あー……何でもないよ｣

と笑って誤魔化した。気になったけど

｢…うん、そっか｣

と疑問はあったけど聞かなかった。