蜜漬けの恋

***
「ジュース入れて来ようか?」

自分のジュースが無くなったのも

あって綾香と茉莉ちゃんに聞いた。

「じゃあ…お願い!」

「うん!お願いしますっ」

差し出されたコップを持とうした。

(3つって難しいな…)

なんて持ち方を考えていると見かねた

成瀬君が

「俺も行く」

と言いながら私のコップをヒョイと

持った。

「あ…」

そのまま成瀬君ドアノブを右肘で器用に

押すと

「ほら、行くよー」

と振り向きながら私に笑いかける。

「…うん!」

どこか申し訳ないと思いつつもいつのまにか

成瀬君の笑顔には何だか逆らえなくなって

いた。