蜜漬けの恋

***
「とりあえず自己紹介からする?」

カラオケの個室に入って男女で向かい合う

ように座った。

「そうだね」

紺野さんが返す。

「まず女子からどうぞ」

俺がそう言って右手をクイクイ、と前後に

動かした。それに合わせて佑都も太一も

頷く。

「じゃあ、私から!」

そう言ってぴょこっと手を挙げたのは髪が茶髪

気味のしっかりしたストレートで、まるでハーフ

みたいな顔立ち子だった。

「羽柴茉莉です。えーっとこの2人とはかなり
前から友達です!今日はよろしくねっ!」

ニコッ、とその子は笑った。

「うん、よろしく」

(茉莉ちゃん…可愛いらしい雰囲気で太一の
タイプドンピシャじゃないかなー…)

なんてチラッと太一を見た

「……」

(めちゃ顔赤くしてるし…)