蜜漬けの恋

***
(ふぅー…自分で言い出したもののやっぱり
緊張するな)

「やっほー!」

ふと、向こうからぶんぶんと手を振って

駆け寄ってくる女の子が見えた。

「茉莉ちゃんだね…」

私が呟くと続けるようにして

「うん、茉莉だね」

と綾香も言った。

「はぁ、はぁ、おはよう!」

駆け寄ってきた茉莉ちゃんは息を切らし

ながら笑顔で言った。

その笑顔は花が咲いたような笑顔だ。

「相変わらずだね…」

と私は綾香を見る。

「ほんと…相変わらずだよねー」