蜜漬けの恋

「うん…」

「…ん?何か考え中だった?」

俺の浮かない顔を見て拓也が言った。

「え、いや、さ」

と話しかけて、止めた。

(上野さんの事なんだし勝手に話したら
駄目だ)

「いや、なんもない」

そう言うと拓也は腑に落ちないといった

風な顔をしたがすぐに止めて

「分かった、あ、そうだこのまま図書館
行って夕方くらいまで勉強しようぜ」

そう言って、いつものニカッとした笑いを

見せた。