蜜漬けの恋

「よし」

小さく呟いた私はようやく最後の皿を

棚に直し終わった。

(今日は何しようか…とりあえず着替えないと)

そう思いながら部屋に戻った私は勉強机の上に

あるスマホとメモに目が止まって、一瞬動きも

止まった。

「どうしよう」

確かに成瀬君の気持ちは嬉しい。だって2回も

振った女子の恋愛克服の手伝いをしてくれてる

しかも、私の歩幅に合わせながら。でも流石に

学校の王子様的存在の成瀬君と連絡先まで交換

してしまうのはどうなんだろう。

「そうだっ!」

私はひらめいて急いでスマホでleniを開いて

さらに開いたのは綾香とのトーク画面、

そうこんな時の友人なのである。