蜜漬けの恋

***
二人でタルトを美味しい美味しいと

言いながら食べ終わる頃には辺りは

暗くなりかけていた。

「結構暗くなってるねー…」

「そうだね…」

時計を見ると7時前、母には遅くなるとは

一応伝えてある。

「…じゃあここは責任持って、俺が家まで
送ります!」

成瀬君はキラキラとした笑顔で言う。

「え、いいの?」

「当たり前、ほらほら家まで案内して」

そう言ってわざとらしく急かすから私は

可笑しくなって笑いながら

「分かりました、こちらでーす」

何て言って私達は公園から出た。