蜜漬けの恋

***
「バイバーイ」

「部活行こー」

色んな会話が飛び交う放課後の教室。

「上野さん、はい、ノート」

「は、い」

何故か成瀬君の声はスッと入ってくる…って

「近いっ!」

ぼんやりしていてはっきりしなかったが

成瀬君は真横至近距離で話しかけて

きていた。

(そりゃ、スッと入ってくるか…)

「ははっ、上野さん反応遅い」

そう、言って成瀬君はクスクス笑う。

「ねぇ!成瀬君なんで最近ちょいちょい
いじるの?」

そう成宮君は前と比べて私をよくいじる。

「うーん…何でだろ」

成瀬君は本当に分かんないと言った様子で

首をかしげた。

「あ、でもちょっと考えてる事はある」

成瀬君が思い出したかのようになり言った。

「何っ?!」