蜜漬けの恋

***
小川について行くとそこは人目の

少ない階段裏だった。

「で、話ってな」

「ごめん!!」

突然だった。小川は私の声を遮るように

して謝ってきた。

「え、え何に謝ってるの?」

私の言葉に小川はしどろもどろに

なりながら言った。

「う、えのさんの事。ちゃんとは
聞いてないけど翔から大まかに聞いた。」

(そう言う事か…)

「いいよ、全然謝るようなこと小川は
してないでしょ?私もちょっとカリカリ
しててキツい言い方した、ごめん」

確かにちょっと前から小川にキツい

返しをしたな、と軽く反省していた。

親友の事なのだ、一生懸命になるのは

仕方ない事なのに私は小川をめんどくさい

奴と思ってしまっていた。

「ありがとう」

「こちらこそ、わざわざ謝ってきてくれて
何か…ありがと」