眠れなくなって、2週間。

そろそろ、体の限界だった。

体育、私はフラフラだった。

100メートルのタイムをはかるため、スタートラインについた。

ホイッスルの音とともに走り出す。

しかし、体が前に進まない。

気づけば、目の前には空。

かすかに聞こえるのは

「ざまぁみろ」

「天罰じゃね?」

という女子の声。



そして、意識を失った。