「おーい!真奈美!」

「なにぃ?」

小4、春。

私たちはであった。

気があった私たちは、すぐに仲がよくなった。

いつしか、私と誠哉、そして鈴原誠(スズハラマコト)の三人を中心にして

クラスが盛り上がってた。

たった半年で

この学校自体に馴染んでいた。


話は変わるが、誠哉と誠は、とてもモテた。

小4のガキの癖して、いろんな女子と噂が立っていた。

でも、幼き頃の私は

「付き合ったからって、メリットあるのかな?」

と、ずっと思っていた。

というか、人を好きになるということが

イマイチわかっていなかったんだと思う。