満員電車からなんとか脱出したわたしと伊織くんは走ってギリギリ門をくぐり抜けた


そしてチャイムが鳴るまで30秒前…
なんとかギリギリ遅刻を免れた…


「ま、間に合ったぁ…」

滑り込みセーフ


先生もまだ来てなくてよかったぁ…
席に着いてホッとしたのも束の間


後ろから

「ももかー!」

「どひゃ!ゆ、由梨奈ちゃん!」


「どういうこと!なんで桃花が小倉くんと登校してるのよー!」

あっ、それ…


わたしだって好きで登校してきたわけじゃ…