「ほんとありがとね」

ポンポンっとわたしの頭を撫でる先輩


ドキッ…あれ…まただ…
うーん…最近なんだろう…
このドキッとするの…


「桃花ちゃん?」

「えっ…あっ、また作りますね?」


「うん、期待してるよ?」

先輩がにこっと笑った


「っ…!」

ほんとなんだろうこの気持ち…

まだまだこの気持ちの正体には気づけないわたし…


このドキドキがわかるのは
もう少し先のこと…