わたしが届かないことわかってて
意地悪をする先輩


「ほら、ここまで届く?」

「うぅ…」

先輩は背が高い…そしてわたしは背が低い…


だからわたしが手を伸ばして先輩に届くわけもなく…

敗北です…


「そ、そんな意地悪しないでください…!」

キリッと先輩を睨んだ


「その顔可愛いね?」

「へっ…」


「あれ、顔が緩んだね?」

「うっ…!」

や、やられたぁ…

完全に先輩のペースにはまってしまっているわたし…