「やだ…さ、触らないで!」 先輩を押し返した 「そのピュアな反応とかそそられる」 にやっと笑った先輩の顔は まるで獲物を狙う狼みたい… 「し、失礼します!」 バッとその場からダッシュで逃げた しかし…そのときわたしはポケットから ある物を落としてしまった… そしてそれに気づかずそのままその場を あとにしたわたし… 「ふーん。1年A組来栖桃花ちゃんね」 あの先輩がボソッとそんなことを呟いていることも知らずに…