さよならまたね

いつも通り退屈な日々。

いつも通りぐーたらの日々。

もうそろそろこの生活に飽きてきた。

もうこの生活をかれこれ1年。

すごい時間を無駄にした1年間だと思ってる。

なぜこんなことになったか。

私、高梨美緒(たかなしみお)19歳。

失恋したからです。

高校生の時付き合っていた彼と別れた。

まあ1年前なんだが。

あの時から私のぐーたら生活は始まった。

もう1年もその生活。

ひきずりすぎなんだよなあ。

【ピンポーン】

誰か来た。

「はーい。」

【ガチャ】

「美緒!!あんたまた家かよ!いないと思ってきたけど...。」

きたか。こいつは腐れ縁の西野七海(にしのななみ)。

なにかと私の事を世話してくれている。

なぜなのかは私にも分からないが。

「またきたの...。」

「はあ...。あんたのためにきてやったんです!」

頼んでないっての。

「はい、今日も何も食べてないんでしょ。」

食べてません。

食欲がなかったです。

「ありがとう。」

こいつはどこまでおせっかいなんだか。

まあ実際は、助かっているんだけども。

「今日こそは家でます。それお昼ご飯。夜、食べにいくよ。」

面倒くさい。