おそろい。





「あっ、はい‥‥」

『あ…俺、谷口さんの斜め前の席の
藤田泰樹。よろしく。』

「よろしくお願い‥‥します。」


私はこの時、

ちょっと胸がズズッと

痛みつけられるような気持ちを

味わった‥‥

何だろうこの気持ち‥‥