私は生きているのか死んでいるのか,ここが現実なのかそうでないか,わからない.

ただ私は生きていると信じることによってのみ,生きているのだと思う.


私が死ねば,全ての神様を失うことになるだろう.

しかし気づくはずだ.

神様は所詮まやかしであると.

私が神様になってしまう.

そもそもおかしい.

私はそういう存在でいられるはずがない.


もし私がここからいなくなったとしても何も変わらないだろう.

神様を失ったとしても,神は存在しつづける.

決して神の変わりのものはない.


神様なんていうものを作ったが,

作り物の神様にはいつか神から終わりが告げられる.

神はそうやって神様を忠実な部下にしている.

神様は神から力をもらっていたに過ぎなかった.


神様はもういない.

しかし神は至るところにいる.


私は神様から開放された.

私は神様になるために生まれてきたのではない.

私の全てが神様なのではない.

生きたい.

生きたい.