「いいえ,違います.」
「では,なぜ津波が終わったらマホウビトではないのか,その理由の説明を求める.」
「それは…それは…私の神,いやマホウビトとしての力と交換に津波を終わらせたからです.」
マホウビトの声はみるみるうちに小さくなっていった.
「ふむ.
そのことが正しいかどうかは我々で判断することにしよう.
それではまた別のことを聞く.
どうして津波が起こったのだ.」
裁判官はカハシの発言に興味を持っていないような感じで話を続けた.
「…….
マホウビトの対立があったからです.」
「皆の者聞いたか.
こいつのいうことが本当だとしたら,我々はマホウビトの対立によって,多くの同胞が殺されたのだ.
我々は無関係だというのにだ….
このことは果たして許されるといえるだろうか.」
それまで黙っていたヤルサが急に口を開き,法廷にいる人皆に自信満々に訴えた.
「では,なぜ津波が終わったらマホウビトではないのか,その理由の説明を求める.」
「それは…それは…私の神,いやマホウビトとしての力と交換に津波を終わらせたからです.」
マホウビトの声はみるみるうちに小さくなっていった.
「ふむ.
そのことが正しいかどうかは我々で判断することにしよう.
それではまた別のことを聞く.
どうして津波が起こったのだ.」
裁判官はカハシの発言に興味を持っていないような感じで話を続けた.
「…….
マホウビトの対立があったからです.」
「皆の者聞いたか.
こいつのいうことが本当だとしたら,我々はマホウビトの対立によって,多くの同胞が殺されたのだ.
我々は無関係だというのにだ….
このことは果たして許されるといえるだろうか.」
それまで黙っていたヤルサが急に口を開き,法廷にいる人皆に自信満々に訴えた.
