光の神達は星月様の言うとおりに,ガゴス国に来ていた.

前水神を抹殺する,聖神・生神,火神はガゴスはどうせなくなってしまう,ということでガゴス国の隣のオキガミを調べることにした.

残りの超津波を発動させる神達はガゴスの統治舎に向かっていた.

そして舎の近くまで来ると,それがわかったかのように青球が鈍く光りだした.

「よいでしょう.

それは母のように包んでくれていた月様の声だった.

「これからその球にエネルギーを送ります.

 その球に思いを寄せれば,下僕の神であるあなた達は超津波を発動させると同時に,超津波からから身を守ることもできるでしょう.

 空へと少しだけ浮かび上がるのです.

 さあ.

 それぞれの神がやや目線を下にし,水神の持っている球に合わせた.

 鈍かった光は力を増し,そこから光がやってきているのではないかといわんばかりにより強く光る.

 それぞれの神はあまりのエネルギーに目を閉じていても心の眼にまで光がやってくるのを感じた.

「さあ,もう大丈夫です.

 これであなたたちは選ばれた者となりました.

 この世を新しくしなさい.

 超津波をこの球に向かって発動させるのです.」

光の神達の体が軽くなっていてったかのように空へと動き出した.

しかも神達を満月のような衣で覆っている.

まるで何かの乗り物のようだ.