「シモバラ草はね,食えない有害植物でね,敵を避けるために使うことも,あるんだよー」
雷神がおとぼけながら,生活の知恵を教えてくれた.
聖神がマテーラではないのに噛みついた.
「ちょっと待って.
いくらシモバラ草が有害な草であったとしても,植物であることは変わりがないはず.
コケでさえ枯れてしまっているこの火山で生き残っている草があるとは….
シモバラ草が異常に強いのか,それともここに生命があるからなのか….」
聖神が素早い判断ができないでいるその間に,風神はすばやく判断した.
「これから先どーすんの?
川に出たのはいいけど,行き止まりなのよーっ.」
「ここがダメなら,もう一度外から入口を捜すしかないのかもしれないな.」
熱気のおさまった火神が冷静に分析する.
他の神も仕方なくわかったようで,戻り始めていた.
「いや,この川の上流に行きましょう.」
その戻り始めたその神達を呼び止めるように聖神がついに決断をした.
「この川の上流に結石界があるはず!」
聖神は川の中に足を突っ込み,一人でどんどん先に進んでいった.
雷神がおとぼけながら,生活の知恵を教えてくれた.
聖神がマテーラではないのに噛みついた.
「ちょっと待って.
いくらシモバラ草が有害な草であったとしても,植物であることは変わりがないはず.
コケでさえ枯れてしまっているこの火山で生き残っている草があるとは….
シモバラ草が異常に強いのか,それともここに生命があるからなのか….」
聖神が素早い判断ができないでいるその間に,風神はすばやく判断した.
「これから先どーすんの?
川に出たのはいいけど,行き止まりなのよーっ.」
「ここがダメなら,もう一度外から入口を捜すしかないのかもしれないな.」
熱気のおさまった火神が冷静に分析する.
他の神も仕方なくわかったようで,戻り始めていた.
「いや,この川の上流に行きましょう.」
その戻り始めたその神達を呼び止めるように聖神がついに決断をした.
「この川の上流に結石界があるはず!」
聖神は川の中に足を突っ込み,一人でどんどん先に進んでいった.
