雷神 その2


 ディベルディンダ国は今でこそミナトシティに匹敵するような民主主義制度の整った国である.

しかしまだ王の存在があった頃はそうではなかった.

それでもディベルディンダ16世の治める頃までは平和だった.

17世になってからすぐ独裁が始まった.

17世は無実のメティベソンという小さな村を滅ぼした.

理由はメティベソンに眠る神か何かの力を得るためだったという.

この神は暗黒神と呼ばれている.

この神は復活したが滅ぼされたといわれている.

しかしどうして滅びたのかが分からない.

噂だけはいくつかある.

とりあえず,この一連の流れはディベルディンダ革命と呼ばれている.