火神が入手したと主張した情報は星月様の耳に入れられた.

星月様はそしてそのミナトシティに下僕の神達を遣わすことをお決めになられた.

しかし御指名を受けたのは,情報を提供した火神ではなく,土神と聖神だった.

風神も一緒に行ったが,途中で召喚された.

もう1つ情報があったからだ.


 ひけーこんは火神の部屋のドアを叩いた.

中から女性の声が聞こえてきた.

火神の下女だ.

「しばらくお待ちください.

 私たちは今作業中なので出られません.

 すぐ終わりますからお待ちください.」

「いや,いいだひけ.

 次の任務地はコロ村だひけ.

 すぐ集まるようにとの事だひけ.」

ひけーこんはすぐ火神の部屋から立ち去った.

作業中はみだりに立ち入ってはいけないという決まりだからである.