「私、生徒会に入ろうと思うの…」 「は……?」 人前で話すのもテンパって何も出来ないのに、何言ってんのと言おうとして、やめた。 頬を赤らめ、俺じゃない誰かを見つめる視線が、 初めて見る顔だった。 「…好きにすればいいんじゃね。」 最終的に出た言葉は全く可愛げがなくて、つくづく自分が嫌になる。 本当は、好きなやつでもできたのか?って聞いてみたかったけどできなかった。