家に帰ってから、いつも通り課題をしてご飯食べてお風呂に入って。
後は寝るだけの状態で、ベッドに正座しながらスマホと向かい合う。
番号を登録したことで、追加された先輩のLINEに。
ドキドキしながらメッセージを送った。
【葵です。あたしの番号は―――】
既読になったところで。
先輩からの返信なんて期待してない。
既読無視なんて、先輩にとったら当たり前のことなんだって。
どんだけあたしは、先輩のことを薄情な人だと思ってるのだろう。
【了解】
それだけの単語が送られてきただけで。
飛び跳ねるほど嬉しかったなんて。
先輩は思いもしないんだろうな。
既読にしたら返信したくなる。
でも、返信をしてしまったら、また先輩からのメッセージを期待してしまう。
だから。
未読のまま、気がつかないフリをして。
スマホを抱き締めたまま眠りについた。

