◇ヌードで魅せて◇



「葵」

「何ですか?」


小首を傾げて先輩に近づくあたしの腕を、いきなり掴んでグイッと引き寄せられる。


「うわぁ」


バランスを崩したあたしを、簡単に自分の腕の中に閉じ込めて。

甘い声で、わざと耳元で囁く意地悪な先輩。


「愛してるよ」


それって反則。

今度はあたしが真っ赤になる番みたい。


「さっきのお返し」


得意げな顔して、意地悪な笑みを浮かべる先輩に。


チュッ。


さらに反撃。

だけど、そんなのにはもう動じてくれない先輩は。


「それじゃ足りない」


また不意打ち。

そんな色っぽい瞳で見つめられたら。

心も体も、全部見透かされてしまった気分になる。


「エロい顔」

「…ばか」


再び落ちる、甘い甘い極上のキス。

そうしてまた、先輩の虜になる。


その瞳に魅せられる。