◇ヌードで魅せて◇



「うふふ…」

「何?」

「なんでもないです」


笑うあたしを、ギロリと睨みつけるけど。

不思議と怖さを感じない。

笑ってんなよ、と不貞腐れたその顔は逆に愛しく思ってしまう。


気づいたの、先輩はすごくヤキモチ妬きだって。

すごく独占欲の強い人なんだって。


本人は隠しているつもりみたいだけど、先輩の一つ一つの言葉や行動からなんとなく伝わってくる。

そのたびに嬉しいって思ってるなんて、先輩が知ったら怒るかな?


「大丈夫。あたしには雅しか見えてないから…」

「なっ!?」

「フフ、先輩、お顔が真っ赤ですよ?」



キッカケは、一枚の写真だった。

キッカケは、あの日の涙だった。


あたしたちは、あの日からお互い惹かれあっていた。