やっぱり俺のお気に入り

「いくら龍斗でもそんな冗談怒るよ。だって・・・あんな地味な子、あり得ないでしょ?それに・・・なんで?」



「あり得るんだよ。俺から告ったんだから・・・・まぁ、そういうことだから」



あっけに取られて立ち尽くす女を見ながら俺は笑顔でそう言った。



「嘘・・・・・信じらんないっ」



俺は聞こえなかったふりをして、裕輔が教室に入ってくるのを待った。



裕輔が来るのはいつも時間ギリギリだからな。



裕輔にはちゃんと報告したいんだ。



それなのに関係ねぇ奴らがまとわりついてくるし・・・・・。



「おい、マジかよ?雨宮~!お前、平岡はマジないだろう??どうしちゃったんだよ。雨宮なら女選び放題のくせによ・・・」



こいつもか・・・・・。



「俊太までうっせぇなぁ」



俺をからかうような目つきで見てくるこの男は高瀬俊太(たかせしゅんた)。



俊太はこのクラスの中でも仲のいい方だが、こうして興味津々な感じで聞いてくるとこなんかは正直ウザイとしか思えない。



「雨宮、いつからあんな趣味悪くなったんだよ!!」



やっぱ、かなりウザイな・・・・・。