仕方なく俺は自分のクラスに戻った。



「どうだったんだよ?ちゃんと謝ったか??」



教室に入るなり裕輔が寄って来た。



「うっせぇなぁ~。お前には関係ねぇだろうが・・・・・」



確かに手を出したのは俺。



でもただ抱きしめただけだぜ??



なんであんなに怒るんだよ・・・・・。



俺のこと好きだってことは、それって怒るより喜ぶべきじゃねぇのか?



「もしかして、謝ってないのかよ?まったく!龍斗はカッコイイんだから笑顔でゴメンねって囁けばいいじゃんか。そしたらどんな女でも許すぜ。そういうの得意だろが!」



「しょうがねぇだろ・・・・・向こうが俺と話す気ねぇんだからよ」



「はっ??それ・・・マジ?」



「・・・あぁ、こんなん嘘ついてどうするんだよ」



「・・・・・龍斗を拒否るとか、そんな女いるのかよ・・・・・」



裕輔は驚いた様子でつぶやいた。