やっぱり俺のお気に入り

だからあたしは歌うんだ。



めぐってきたチャンス。



歌いたい。



あたしなりにあたしの声で、伝えられるのなら。



歌ってみたい。



そう思いながら頑張った仕事。



でも、頑張れば、頑張るほどに、



少しずつ減っていく、あなたに会える時間。



連絡したい、声が聞きたい・・・・・。



あなたに会って甘えたい。



そんな思いをかき消すように、



あたしは歌い続けていた。



自分で選んだこの道。



あなたに甘えてしまったら、



あたしは自分自身にさえ甘えてしまう。



だから、ゴメンね。



連絡さえしないあたし。



あなたはどう思っていたのかな・・・・・。