やっぱり俺のお気に入り

「龍斗ぉ、平岡未来って子からの手紙、どうした??まっ、あんなブス、龍斗にとっては論外だよねぇ。いくら龍斗が優しくても、あの子はちょっとレベル低すぎだもんねっ」



今日も美由紀は俺にまとわりついてくる。



わざとなのか、顔を俺に近づけて話す美由紀。



美由紀の吐息が俺にかかりそうな距離じゃん。



そしてこの微妙な上目遣い。



こいつ・・・完全誘ってんな、こりゃ・・・・・。



「ん?興味ねぇな・・・」



でも俺は気づかないふりをして、適当な返事をする。



「そうだよね。それよりさぁ、今日龍斗ヒマ??」



遊ぶ女は足りている。



「ごめん。用があんだ」



これ以上増えても厄介なだけ。



「そっか・・・・・残念だなぁ」



だから美由紀に手を出すつもりはねぇんだ。