やっぱり俺のお気に入り

寂しい~??なんだそれ??



俺は裕輔の言葉に思わず振り返った。



「未来ちゃん、真面目だし・・・お前の彼女って感じのタイプじゃねぇよな?それはお前も分かってんだろ??もちろん、未来ちゃんを悪く言うつもりはねぇよ!文化発表会の未来ちゃんなんか最高だったし、ある意味すげぇと思ったよ。でもな、今の龍斗はさ、一生懸命、その未来ちゃんに合わせようとしてんじゃん??それって俺から見ると全然お前らしくないんだよね」



茶色の髪をかき上げながら裕輔がつぶやく。



「俺らしいって何だよ??別に無理してるわけじゃねぇし・・・わりぃな、もう帰るわっ」



そう言って俺は裕輔を残し、教室を出た。



俺だって分かってんだよ。



裕輔はさすがに俺のダチだな。



俺だってよく分かんねぇこと、平気で指摘してくる。



未来に合わせようと俺は無理をしている・・・・・そんな風に裕輔の目には映るのか。



なんだか心の中見透かされたみたいで、



「じゃあな」



裕輔にそれしか言えない俺がいた。