「とにかく心配はしないで。まぁ、足は痛いからしばらく部活や体育は見学かもしれないけど、さっきみたいなのは何言われても気にしないから!!だから龍斗君は教室戻って!!ねっ、あたしは大丈夫♪」



「あぁ、分かった。でも未来、無理すんなよ」



「うん。ありがと!龍斗君」



俺に出来る事。



俺が出来る事。



未来のために・・・・・二人のために出来る事。



周りがなんと言おうと、どんな反応をしようと俺は未来と一緒にいたい。



未来ともっと信じあいたい。



いつの間にか俺は、そんな風に強く思えるようになっていた。



未来といると初めて想う気持ちや感情ばっかだな・・・・・。



「じゃあ、またあとでな」



俺は未来にそう言うと教室に戻った。