寝ようと布団にもぐっていると、 もう止まったと思ったのに また涙が溢れてきた。 こんなに泣いたのなんて いつぶりだろう。 多分、高校生の間は泣いていないはずだ。 眠ろうとしても、 勇樹と古川の姿が頭に浮かんでくる。 2人はいつから付き合っていたんだろう…。 勇樹と付き合っているってことは、 古川は俺のことなんてなんとも 思ってなかったのか。 まあ、勇樹の方が格好良くて 話すのも上手いしな、 と少し納得もしてしまう。