ふーん、古川って結構レンドリーなのか。 もっと真面目なタイプかと思っていた。 でも、それはむしろ好印象だ。 それに、さっきのセリフ! 古典を教えてもらおうかなって!? そんなの断るわけがない、というか こちらからお願いしたいくらいだ。 もちろん、僕だって冗談なのは分かっている。 でも本当に聞いてくれたらいいなあ、なんて少し期待してしまうのは仕方がないはずだ! お互いに勉強を教えあううちに、ふたりの仲が急展開して…。 ダメだ、キモすぎる。 僕は自分の頭の中の妄想を必死で追い払った。