君と恋の魔法〜記憶を超えて〜

『主。それは、まことでございますか?』

「えぇ。よく、おばあちゃんから聞いていたもの。愛する人と人生を共にすることだって。」

『そうですか。確かにスズネは一人で魔法をかけました。もしかすると半分になっていたかもしれないですね。』

「そうだね。ありがとうアルファ。おやすみ。」

『おやすみなさい主。良い夢を。』

そう言って帰っていった。

広いリビングで私は一人だ。アズルはお風呂に入ってる。
今年の大晦日。私なら、永久に封印ができる。その魔法を創れるから。




私の命と引き換えに。