君と恋の魔法〜記憶を超えて〜

夜はお風呂入って寝るだけだーい!

あっ、ちょっとアルファとお話しよー。

「アルファ。お話しよー。」

『呼びましたか主。お話ですか。何を?』

「んー?おばあちゃんがどんな魔女だったのか教えてー。」

『主の祖母。スズネは、それはそれは素晴らしい魔力。戦闘力でした。そして、貴女と同じ。無属性。魔力は無限にありました。しかし、その時悪の手に染まった奴が現れたのです。その名も、グレイ・ヒュール。またの名を、紅の氷。氷と炎という、全く別の魔法を使っていました。奴は悪魔に魂を売りました。そして、それを封じ込めるのはスズネしかいなかった。魔力を全て投じて封印の魔法を使いました。しかしそれにはあるものが足りず1世紀の魔法が、半世紀になりました。ここまではわかりますか?』

「うん。続けて。」

『そして、その半世紀が今年の大晦日。今は5月。つまり後、半年と1ヶ月。それまでに魔法をかけ直さなければ、グレイとの戦いは免れないでしょう。封印の魔法に足りなかったものは私もわかりません。実力も才能も十分にあったのに。あの封印の魔法だけは、私が創ったものではないのです。あの魔法を創ったのは紛れもないスズネ本人なのですから。何故足りない物をわかっておきながらあの魔法をかけたのか。私はわからないのです。主は知っていますか?』