君と恋の魔法〜記憶を超えて〜

あっ着いた。

コンコンコン

「失礼します。ルリです。入ってよろしいですか?」

「入りなさい。」

ガチャ

多分魔法で、鍵が開いた。

「理事長。御用というのは?」

「ハハハ!そう急ぐな。まぁ、座って座って。まぁ用というのはだな。」

「はい。」

私は、息を呑んだ。理事長の雰囲気が一瞬で変わったから。

「ルリくん。君は、アズル・ムウル君の事、どう思っている?」

はっ?いきなりとは思ったけどそんなことー!
と言っても、私まだあんまり分からない。一緒にいて落ち着くし、笑ってるとこあんまり見ないからちょっと心配だけど、そんなの友達。だからに決まってる。

「仲のいい友達だと思っています。なんていうか、一緒にいて落ち着くし、笑わないと心配します。友達として当たり前の感情だと思っています。」

キッパリ言った!よくやった私!

「そうか。まだ記憶が(ボソッ)。」

「なんか最後の方言いましたか?」

ううん。聞き取れなかったなぁ。

「いや、何もないんだ。すまないな、呼び出してしまって。それが聞きたかっただけだよ。」

「は、はい。失礼します。」

私は、一礼してその場を去った。
なんだか不安な気持ちになった。