君と恋の魔法〜記憶を超えて〜

アズルSide

アイツ、大丈夫なのか?
他の三人は席取りに行ってるし、ビデオの準備もあるだろう。

しょうがない付いて行こう。

ドアの前まで来た。おいコイツ止まったぞ。やっぱり初めて、人との対戦。怖いのか?手震えてるぞ。

「どうした?怖いのか?」

俺は、咄嗟のうちにそういっていた。
返事を聞いた。やっぱりな。俺は手を、差し出した。

「ほら。少しだけ。手、震えてるんだろ。震えが止まるまで。」

こう言ったら素直な奴。ちょっと顔赤いけど握ってきやがった。
キスしたいけど流石にそれはコイツも可哀想か。昨日もしたし。まぁ、ゆっくり惚れさせてやる。

「アズル。もう大丈夫。行ってきます。」

「おぅ。行ってこい。」

アイツに背を向けて歩き席に向かった。