ガラガラ!セーフ!!

よし!間に合った。

「ねぇ。そろそろ離せよ。」

「んっ?何を?」

「手。」

…………はっ!

「ごごごごゴメン!」

「俺は、このままでも良かったけどお前が許さないと思ったからなぁ。」

「ねぇ。離さないの?ていうか握る力を強めないでよ。」

「気が変わった。握ってろ。」

はぁ?ワイ?何故?

「わっ、分かったわよ。」

そのまま1時間目始まるまでずっと繋いでた。離す時、ちょっと寂しかったな。