美緒は部活でいなかった。



「あ〜、わたしってふられたんだねハハッ」


「胡桃……」


「なんでだろうっ?グズッ辛いよぉ…」


「………。」


「あんな優しくグズッ言われてもっ、嫌いになんてなれないしっ、もうグズッ会えなくなっちゃんだよぉっ」


「がんばった、がんばった。」


そう言いながら渚沙は抱きしめでくれた。