女子嫌いで告白されても相手にする事はなかった。でも、まさかそんな彼が恋をするなんて誰も思っていなかった…。

2015年8月2日、私、北山麗美は友達と花火大会に来ていた。そこには大勢の人がいて、街中が賑やかだった。花火の音が
私達の耳に響く…
時間はあっという間に過ぎ、友達と電車で帰る途中のことだった。見覚えのある顔。友達と話していると、彼と目が合った。
その時… 私は胸が高鳴った。
「えっ!? 何でドキドキしてるの?」
そう思った時には、もう遅くて…恋をしていた。